生まれなかった赤ちゃんの事をどうして水子というの?
水子とは、母親のお腹の中で亡くなったお子さまの精霊のことです。姿・容姿は残らず、すべてが水の泡に流れてしまったということから、仏教では水子と呼ばれるようになりました。常光円満寺では水子精霊とお呼びし、日々の供養を目指しておりますので、出来る限り皆さまとお子さま・赤ちゃんと親しみのあるお言葉で呼ばせていただいております。

赤ちゃんの精霊はどんなの?
赤子の霊は人間社会の穢れを知らない、心は宝石のように尊い神仏に近いものです。無垢の霊ゆえに、深く優しい温かい精霊として理解してあげてください。
赤ちゃんの精霊は何処へいくの?
みんな天国に召されるのです。どのようなお子さまも優しく抱いて、天国へ導いてくださいます。信教が異なる方も、あの三途の川にある養子河原という世界で、親の亡くなった子たちと共に見守られております。そんな尊さがお地蔵さまであると説かれているのです。
お葬式をしなくても天国へいけるの?
まず、お葬式とは、亡くなった方の魂を極楽浄土(冥土)へ導びかせるための儀式で、まさにあなたが頼れる場所として必要なものであり、地上に残るご家族が心の整理をつけるうえでも大切な機会です。
私たち大人がこくなることの死後の未来観念などとは異なり、赤ちゃんの御魂はもう天国になじむことができています。そのため、この世の感謝の気持ちや思いだけをお伝え(供養)していただければ十分です。
しかし、お葬式や供養の御礼を頂けなかった赤ちゃんも、当然天国に導びかれています。悲しみにつれつつあることをお伝えしなければならない訳ではございません。赤子の精霊はお布施やお供養の有無にかかわらず、あなたの想いはちゃんと届けられていますので、どうかご安心ください。

天国では親がいなくても寂しくない?
天国ではお地蔵さまが、すべての赤ちゃんの精霊の親代わりとなって見てくださっています。周りにはたくさんのお友達もいらっしゃいますので、寂しいということはございません。
親として何ができるの?
お子さまは、この世に「すがた」「かたち」をまったく残すことなく天国へ召されたのですから、その子さまがあなたのお腹に宿ったこと、その存在を心から愛おしみ、いつまでも忘れずに愛してあげてください。
母親(父親)の、その子を「愛してくれる人」がいるということはとても重要なのです。自ら宿ってくれた命に感謝し、心をこめて大切な気持ちを持ち続けてください。
「あなたは愛されて誕生したんだよ」
「いつでもあなたを見守っているよ」
きっと、そうお伝えいただければ、お子さまはその想いを受け止めて安心してくださるでしょう。
私みたいな人間でも許してくれるの?
あなたの苦しい過去を思ってのことでしょう。自分を愛してくれるお子さまはいらっしゃいますよね。誰しも見放されたい、忘れられたくない存在ではないでしょうか。あなたを責める人など誰もいらっしゃいません。

自分がしてしまったことを心にとどめておいでですね。「自分は許されない」と思ってしまうこともあるかもしれません。だけど、それは決して赤ちゃんが望んでいることではありません。母親自身が幸せに生きることを、お子さまも心から願っておいでです。
多くの人に赤ちゃんの精霊の存在を知ってもらうほうが幸せなの?
たしかに周囲の存在を知られることは辛いことですが、その子はこの世に生まれてくれたことを、多くの人に知ってもらったほうが幸せかもしれません。あなたが1人で抱え込まず、周りに理解してくれる人がいることは、とても大きな支えとなります。

赤ちゃんの精霊にお名前をつけてあげたほうがいいの?
もちろん付けて構いません。お名前を大切にされた方への想いは、その子の天国への旅立ちの支えとなることでしょう。